2022.08.30

一年中快適な住まいを実現したい！部屋の温度を一定に保つ方法をご紹介します！

住まいの暮らしやすさを左右する重要な「室温」。
夏は部屋が蒸し暑くて眠れない、逆に冬は凍えるような寒さで動く気になれないなど、室温は生活に大きく影響しますよね。
そこで今回は、季節ごとの快適な室温、そして部屋の温度を保つ方法についてご紹介します。

□快適な室温は季節ごとで変わる！

皆さんは、快適に感じる室温は季節ごとで異なることをご存知ですか。
日本は四季があるため、1年を通して室外の気温は変わりますよね。
そのため、室温の適切な温度もこれに応じて変化します。
特に真夏や真冬は、適切な温度設定を行わないと、健康面にも影響する恐れがあるので注意しましょう。

環境省の声明を参考にすると、夏場の室温の適正温度は「28度」とされています。

しかし、この温度はただ人が過ごしやすい温度のみを考慮した数値ではなく、消費電力についても考えられています。
クーラーが大活躍する夏場では、冷房の温度を1度下げるだけで約13パーセントもの電力を節約できます。

一方で、冬場の適正気温は「20度」とされています。
夏場と同様に、暖房の温度を1度下げるだけで、約10パーセントもの節電が期待できるでしょう。

もしこの温度でも寒すぎると感じるのであれば、暖房の空気を部屋の下側に送り込むといった工夫をすることで、過ごしやすくなる可能性があります。

ここまで、季節ごとの適切な室温についてご紹介しましたが、快適な住まいをつくる上では、部屋の温度を一定に保つことも大切です。
では、一体どの様にして室温を保つのでしょうか。

部屋の温度を維持する上で重要なのが「気密性」と「断熱性」です。
家の中でも窓は特に、外気と部屋の空気が入れ替わりやすい場所です。
そのため、窓の気密性・断熱性を高めることで、より過ごしやすい住まいが実現できるでしょう。

窓の気密性を高める方法の1つとして、隙間にガードシールを貼ることが挙げられます。
こちらはホームセンター等で購入できるため、初心者の方でも実践しやすい方法でしょう。

また、カーテンの隙間をできる限り埋めることも、室温を一定に保つ上で有効です。
こちらもマジックテープや洗濯バサミなど家にある素材で実践できるため、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

今回は、季節ごとの快適な室温、そして部屋の温度を保つ方法を取り上げました。
部屋の気密性、断熱性を高めることは、一年中過ごしやすい住まいづくりで最も重要なポイントの1つです。
ご紹介した内容以外にも、新築購入時に二重窓を設置するといった、様々な工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか。

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（株）栗本建築
『一日一生』栗本　伸一　拝

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