家づくりでは湿気対策が大切!湿気に強い木材と湿気に強い部位をご紹介!

「湿気の多い地域に住んでいるから湿気に強い木材を知りたい」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
木材には、湿気に強い木材があるだけでなく、その木材の部位によっても湿気に対する強さが異なります。
今回は、湿気に強い木材である無垢材とどのような部位が湿気に対して強いのかについてご紹介いたします。

□湿気に強い木材である無垢材について

無垢材とは、森林で育った天然木を切り出して、人によって加工されることなく、そのまま建材として用いた木材のことを指します。
内装材だけでなく、構造材としても使用されており、近年では無垢材を床材として用いる無垢フローリングが流行っています。

無垢材は、天然の木をそのまま切り出しているため、絶えず呼吸し続けています。
これは調湿機能と呼ばれており、湿度が高くなると湿気を吸い取り、湿度が低くなると空気中に湿気を放つ効果があります。
そのため、室内で湿度が高くなり飽和水蒸気量を超えることによって生じる結露が起こりにくくなります。
また、ダニやカビの発生を抑制する効果もあるため、健康被害を予防することもできるでしょう。

□部位によって湿気に対する強さが違う

樹木を輪切りに切り出した際に、外周部分と内側部分で色が違うことをご存じでしょうか。
外周部分の比較的白色に近い部分のことを辺材、または白太と言い、根っこから水分や養分を吸い上げている部位です。

それに対して中心部分のことを心材、または赤身と言います。
この部位は、生物としての役割を終えてから、虫や腐朽菌に対抗するための物質を溜め込み、木を維持する構造部分としての役割を担っています。

そのため、辺材と心材では、一般的に芯材の方が腐りにくく、湿気に対する強度が高い部分で、辺材は腐りやすい部分です。
心材であれば比較的腐りにくい評判で有名なクリやヒノキを用いたとしても、すぐに腐ってしまう可能性が高いと言われています。

このように、木材は心材に溜め込まれる物質の腐朽菌に対する抵抗力がどれほどのものであるかによって腐りにくさが決まります。
そのため、チークやヒノキ、ヒバなどは心材部分に腐朽菌に対する強い抵抗力を持っているため、比較的腐りにくいでしょう。

□まとめ

今回は、湿気に強い木材である無垢材とどのような部位が湿気に対して強いのかについてご紹介いたしました。
木材に関して詳しく知りたい方や注文住宅をお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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