2022.12.10

高気密高断熱住宅は防音性も高い！その訳をご紹介します！

家の防音性を高めたいという方にも、高気密高断熱住宅はおすすめです。
家の気密性を高めることで、音が外に漏れづらくなるのです。
そこで今回は、高気密高断熱住宅で防音性が高い理由を詳しくご紹介します。
また、気密性が高い家の注意点についても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

□高気密高断熱住宅の防音性が高い理由とは？

近年人気が増加している高断熱高気密住宅は、一年中快適な室温に保てて省エネ性能に優れているだけでなく、遮音性能の高さも魅力です。
そもそも、なぜ高気密高断熱の住まいは静かなお部屋になるのでしょうか。
ここからは、その理由についてわかりやすくご紹介します。

高気密高断熱住宅に住まれている方は、「雨が降っても車が通っても、家の中で音が気にならない」と言われることがよくあります。

その理由は、高気密高断熱住宅が高い遮音性能を自然と備えるような設計で建てられているからなのです。
高気密高断熱住宅は、家中の壁に断熱材をたっぷりと使用し、気密性の高いサッシや窓ガラスを採用することで、気密性や断熱性を高めています。

特に室内の静かな環境を守るために重要なのが、気密性です。
この点で、ドアや窓などの開口部に発生するすき間をなるべく少なくする高気密高断熱住宅は、騒音の軽減効果もアップするのです。

また断熱材には、室内の音漏れを防ぐ防音効果も備えています。
各部屋の壁に設置された断熱材が、室内のテレビの音や会話の声などが外部に漏れることを防いでくれるでしょう。

気密性が高い家には、いくつかの注意点も存在します。
ここからは、気密性が高い家の注意点を2つご紹介します。

1つ目が、湿気対策を怠るとカビが発生しやすいことです。
気密性が高い住宅は隙間が最小限であるため外気が入りにくく、防音効果や断熱性は高いですが、空気が循環しづらくなります。

空気中に湿気がこもるとカビの温床となり、放置すると健康被害を及ぼす危険も考えられます。
高気密の住宅では、24時間自動換気システムを効果的に利用したり、こまめに換気したりするなどの対策を忘れないようにしましょう。

2つ目が、ドアや窓が重く感じることです。
気密性が高い住宅では、ドアや窓の開閉時に通常の住宅より重く感じる場合があります。

これは、室内と室外の気圧の差が理由です。
室内の気圧が低くなることで、窓やドアを押し付ける外気の力が強まり、開けづらくなるのです。
対策としては、給気口を開けたり換気扇やレンジフードを弱めたりして気圧のバランスを調節しましょう。

今回は、防音性の高い家を手に入れたいという方に向けて、高気密高断熱住宅が防音性に優れていることとその理由についてご紹介しました。
また、気密性が高い家の注意点についてもご紹介しました。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。

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『一日一生』栗本　伸一　拝

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