檜と杉の違いを解説!それぞれの木材としての特徴も紹介します!

日本を代表する木材として、檜と杉が挙げられますよね。
どちらも有名な建材ですが、違いが分からない、それぞれの特徴が分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、檜と杉の違いとそれぞれの木材としての特徴を紹介します。

□檜と杉の違いをご紹介!

檜と杉は見た目が似ていますが、見た目以外は大きく異なる木材です。
檜と杉の違いを5つ紹介します。

1つ目は、木目です。
檜は木目が薄く、まっすぐに流れていますが、杉は木目がはっきりしています。

2つ目は、節です。
檜は節に赤みと艶がありますが、杉は節に艶がありません。

3つ目は、木肌です。
木肌は木の外皮のことで、檜はきめ細かく艶がありますが、杉は艶があまりなく年輪が浮き出しやすいです。

4つ目は、質感です。
檜は古くなるにつれ質感が硬くて重くなりますが、杉は軽くてやわらかいです。

5つ目は、香りです。
檜は独特の強い香りがありますが、杉は檜ほど強い独特な香りがありません。

□檜と杉の木材としての特徴をご紹介!

まず、檜の特徴を紹介します。
檜に表面の仕上げ処理を施すと、特有の香りと美しい光沢が出てきます。

木材の特徴としては、樹木の材の中心に近い部分である心材の耐久性が高いことが特徴的です。
さらに、虫や菌に対する耐性と、水湿への強さも特徴として挙げられます。
乾燥がしやすい、粘りがない、硬い木材ではない、という3点から加工がしやすく、割裂にも適しています。
用途としては、建材や内装材として利用されていることが多いです。

次に、杉の特徴を紹介します。
杉の色味は、辺材が白く、心材は赤から黒味がかった色になっています。
木材として柔らかい部類に分類され、その柔らかさから断熱性が高く、加工がしやすいです。
断熱性が高いため、冬でも住宅内を暖かく維持でき、簡単に加工できるため木工経験がない方でも加工できます。

また、杉は調湿性が高く、菌やシロアリにも強いと言われています。
しかし、杉は材木によって性能にばらつきが生じやすいです。
特に心材は水分が抜けにくいため、乾燥に技術と時間が必要になります。
杉は柔らかいため、強度が必要な用途には向いていませんが、柱や梁以外の住宅用木材や樽など他の用途で幅広く使われています。

□まとめ

今回は、檜と杉の違いとそれぞれの木材としての特徴を紹介しました。
檜と杉は質感や香りなど異なる部分がたくさんあることがわかっていただけたかと思います。
この記事に関して、ご不明な点がございましたらお気軽に当社までご連絡ください。

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