KURIMOTOでは、既製品の家具や窓枠・階段は使用しません。
同じ木を使ってそれらを誂えれば、使い勝手がいいだけでなく、空間のトータルコーディネートとしても美しく仕上がります。また、ベストなサイズもご家族によって様々です。
メインに使う人に合わせた水廻りや収納棚の高さ。そして、仕切りの数など。
快適な暮らしは、このような細部にもこだわる事で得られます。
さらにKURIMOTOが造作にこだわる理由。それは、既製品と天然の無垢材でつくった家具や建具の経年劣化の仕方が大きく異なる所です。人工的に造られた材料には、とても規律正しく見た目や強度にムラがない一方、経年と共に剥がれ傷ついたら元に戻すことは困難です。しかし、天然の無垢材だと仕上がりは美しく、素材本来の質感・存在感が圧倒的に違います。ただ年月と共に曲がり、反り、割れが出てくる事はありますが、強度が増してゆき次第に味が出て、経年美化が楽しめます。
また、傷は削れば再生するのも天然無垢の特徴です。このように、ずっと使い続けるものだからこそ、本物を選んで欲しい。
全てがメリットではなくても、経年美化と共に想い出も増え、美しくたたずむ空間づくりにこだわります。
床や天井の色と合わせた建具。
無垢ばかりで重たくなりすぎないよう、落ち着いたトーンの建具にしました。
桧でつくった腰かけ椅子。
自然が創り出した美しい形状をそのまま活かしました。
天井までのスペースを有効利用して収納力も確保した造作棚。
床材と同じ素材で統一感を出しました。