大黒柱 墨付け、刻み!
今回は大黒柱の墨付けと刻みを公開しますね!
桧の8寸角(24センチ角)の6メートルの長さです。迫力ありますね!!通常の通し柱は12センチ角ですから、4本分です!!そりゃあ丈夫ですよね、漢数字にすると八寸角!!末広がりの縁起の良い、日本のラッキーナンバーですw
まずは4面、電気カンナをかけます、乾燥のためにボンド(急な乾燥で表面が割れないように)など塗ってあるので、削ります!
墨付け作業です!ここは慎重に、一番ドキドキするところです
間違えないように!長さは矩計り棒(かなばかり)を使って作ります、矩計り棒は毎回お客様の家に合わせて作り直します。
墨付けが終わったら、いよいよ刻みです。大黒柱は重いので4面転がすだけでも、かなり大変ですW
柱のホゾを加工しています、柱のホゾはホゾ取り機という、簡単に作れる機械があるのですが、大黒柱は規格外なので、地道に作っていきます。
だんだん、形が見えてきました!今回は大黒柱の立つ位置が、階段の場所に立つので、狭くて通りにくくなってしますので、寄せて設置します。
できました!これを上下作っていきます。
あと真ん中に梁材がささる加工をしていきます
真ん中の仕口です、こんな感じに出来上がりました!これで1日終了って感じです
大黒柱の制作は1本2~3日程度かかります。すべての加工が終わったら仕上げの
カンナ掛けです。
カンナは難しいです、①カンナ台の調整②裏金の調整③研ぎ この三つがうまくいかないときれいに削れません、まさに三位一体の道具です。 今は超仕上げという機械でカンナ掛けする道具もあるのですが、やはり大黒柱!規格外なので、その機械には入らないので手で仕上げますW
カンナかけをする前に少し水で濡らします、そうすることで表面が少し柔らかくなるので、カンナ掛けがしやすくなります!
良い調子です、このまま4面仕上げました!
カンナで仕上げると鏡のように写り込みます!すごいですね~
完成しました!あとは傷つかないように養生すれば終わりです。
以上、大黒柱の巻でした。
~家と共に歴史を刻む~
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『一日一生』 栗本 和真 拝
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