高気密高断熱住宅は火災が発生しやすい?断熱材との影響もご紹介します!

「高気密高断熱住宅は火災が発生しやすい」
といううわさを聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、高気密高断熱住宅では本当に火災が起きやすいのかについてご紹介します。
また、火災と断熱材の影響についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□高気密高断熱住宅は火災が起きやすい?

高気密高断熱住宅は乾燥しやすいという注意点を聞いたことがある方は多いでしょう。
しかし、乾燥状態は使用する暖房機器にもよっても変わりますし、隙間が多い住宅の方が湿度が外に逃げるため乾燥しやすくなるという場合もあります。
そのため、高気密高断熱だからといって必ずしも乾燥するのは間違いで、気密や断熱性能が高い方が湿度管理も行いやすいのです。

ただ、石油ストーブを扱う場合には、他の暖房器具以上に十分な換気が必要です。
石油ストーブは一酸化炭素中毒のリスクを抱えているためです。
そのため、高気密高断熱だから火事になりやすいという訳ではなく、適切な換気や空気の循環を怠ると火災の原因となる可能性があるということです。

過去の火事のデータを見ても、原因の多くが漏電やタバコなどの火によるもので、高気密高断熱が直接的な原因となることはありませんので安心してくださいね。

□火災と断熱材の影響をご紹介!

ここからは、断熱材と火災の影響について2種類分ご紹介します。

1つ目が、発泡ウレタンです。
発泡ウレタンは、火災が起きた際に人的被害と建物の被害が最も大きい断熱材とされています。
ウレタンに火が移ってしまうと、ウレタンの表面に水をはじく性能があるので非常に消火しにくくなってしまいます。
特に、天井や小屋裏など建物の上部が燃えた場合はさらに消火しにくく、被害が大きくなってしまいます。

爆発と燃焼の間くらいのレベルで、火災発生中、火に触れていないウレタンまでも一緒に燃え上がる「爆燃現象」という現象も存在します。
この爆燃現象では、消防士の方が亡くなった事例も報告されているほど、危険をはらんでいます。
そのため発泡ウレタンを使用する場合は、必ず難燃タイプを選び、小屋裏なども耐火板などでしっかりと覆う必要があります。

2つ目が、ポリスチレンフォームです。
ポリスチレンフォームは一度液化してから燃焼するため、ウレタンほど消火しづらいという訳ではありません。
しかし石油製品である以上、火災の際に延焼を拡大する恐れはあります。

□まとめ

今回は、高気密高断熱住宅を検討しているが、火災が起きやすいと聞いて悩んでいるという方に向けて、高気密高断熱では本当に火災が起きやすいかご紹介しました。
高気密高断熱住宅だからと言って火災が起こりやすいわけではないので、安心してくださいね。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお問い合わせください。

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