玄関が寒いとお悩みの方必見!高気密高断熱住宅で解決する方法をご紹介!
「高気密高断熱住宅は、部屋を移動しても温度差がなく、快適な生活を送れる」と聞いたことがある方が多いと思います。
では、「開閉が多い玄関は冬に寒さを感じないのか」と、そんな疑問が生まれると思います。
そこで今回は、高気密高断熱住宅の特徴と玄関の断熱性について紹介します。
□高気密高断熱住宅とは?
高気密高断熱住宅の特徴はすでに知っている方も多いと思いますが、どのような特徴があるのかもう一度確認してみましょう。
高気密の住宅は、家に存在する隙間が少なく、隙間風があまり入り込まない住宅といえます。
高断熱の住宅とは、柱の間に断熱材を設置する内断熱と、住宅全体を断熱材で包み込む外断熱のどちらかの施工方法が取り入れられている住宅です。
高気密高断熱住宅の定義が曖昧だと思いませんか。
実は、「高気密高断熱住宅を名乗るためには、この数値以上なければならない」と決められた規定はありません。
ただし、気密性・断熱性を測る際の基準になる数値として、気密性を表す「C値」や、断熱性を表す「Ua値」があります。
C値は0.5㎠/㎡であれば高気密であり、この数値よりも小さいとさらに気密性が高いといえます。
Ua値は0.6Wほどだと、北海道や東北を除く地域の住宅では断熱性が高いといえます。
北海道・東北地域では、Ua値0.2W〜0.25Wで断熱性が高くなります。
□玄関を温かくする工夫とは?
高気密高断熱住宅でも快適な暮らしを過ごせますが、玄関に近づいた際には冷気を感じる方が多いのです。
玄関はどうしても開閉時に暖かい空気を逃してしまうので、寒さ対策が必要です。
玄関の寒さ対策としては、以下の2つがおすすめです。
1つ目の対策は、玄関の土間やたたきに断熱施工をすることです。
土間やたたきは、玄関の靴を着脱する場所で、基礎部分に断熱施工をしておくことで寒さを感じにくくなります。
2つ目の対策は、高断熱玄関ドアにすることです。
高断熱玄関ドアを取り入れることで、表面温度が数度上がります。
室内の温度と表面温度の差が小さくなることで、玄関の結露対策にもなり、カビの発生防止や耐久性の維持にも繋がります。
玄関を暖かく保つにはこの2つの方法がおすすめですが、玄関からの冷気を各部屋に広げないことで、部屋全体の快適さも上げられます。
冷気は下に溜まりやすいので、階段と廊下の間にスライド式のドアを設置するような対策がおすすめです。
□まとめ
今回は、高気密高断熱住宅の特徴と玄関の寒さ対策を紹介しました。
高気密高断熱住宅でも、開閉が多い玄関はやはり寒さが際立ちます。
「完璧に冬の寒さを乗り切りたい」そんな思いを抱えている方は、ぜひ玄関にも断熱施工を行いませんか。
他の記事でも高気密高断熱住宅について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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