高気密高断熱住宅で効果的な空気の循環方法とは?サーキュレーターの活用術を解説!

高気密高断熱の家のイメージは「エアコン1台で快適に過ごせる」という方が多いのではないでしょうか。
しかし、「実際暮らしてみたらむしむしする、寒くてエアコン代が高すぎる」などのギャップが起きることがあります。
それを解決するカギは、エアコンの使い方やエアコンと一緒に使うものなのです。
今回では、エアコン1台で快適に過ごすための方法についてご紹介します。

□高気密高断熱の家なら快適?エアコン1台で快適に過ごす方法!

1.気密・断熱性能を確認する

断熱性能と気密性能については、Ua値とC値という値で表せます。
これは、工務店に問い合わせれば確認できるものですので、事前に問い合わせるようにしましょう。

2.間取りのシンプルさ

エアコンで快適に過ごすためには、間仕切り壁や壁を少なくすることで、空気の循環がしやすい構造と言えます。
また、シンプルな構造はリフォームもしやすく、耐久性の向上も期待できます。

3.換気システムは適切か

高気圧高断熱の家は、給排気を機械で行う第1種換気システムを使うことで、室内温度を変えずに室内の空気の循環を行えます。

4.部屋にいるときのエアコンの使い方

冷房と暖房を使って部屋の温度を効率よく調節するには、こまめに室外と室内の気温を比較してON/OFFを設定し直すと良いとされています。
しかし、こまめに設定することはとても大変ですし、ON/OFFの切り替えを行う時に、一番電力を消費してしまいます。
高気密高断熱の家では気温変化が少ないため、つけっぱなしにして電気代を節約しながら快適に過ごせます。

5.設定温度と体感温度の差を理解する

設定温度によっては、以下の影響を及ぼす恐れがあります。
室内気温が18度以上・・・ヒートショックの危険性
室内気温が10度以下・・・低体温症の危険性あり
このような影響を受けないためにも、環境省が推奨する温度(夏場→25度から28度、冬場→19度から22度)が重要です。

6.湿度の調節

体感温度の感じ方は湿度も大きく関係しています。
人は湿度40%から60%が快適に過ごせる湿度であるので、日本では夏は除湿、冬は加湿をして調節すれば良いでしょう。

7.日差しを防ぐ

夏ではすだれ、冬では断熱効果のあるカーテンを使用することで、エアコンの効果を上げられます。

□サーキュレーターで高気密高断熱住宅の家で快適な空気の循環を実現!

サーキュレーターは空気を押し出す力が大きいので、エアコンと一緒に使用することで効率よく部屋の温度を設定できます。
ここでは、夏場と冬場の使い方に分けて説明します。

* 夏場

エアコンに背を向けて、エアコンの空気を同じ方向に押し出すようにして設置します。

* 冬場

サーキュレーターをエアコンの方に向け、上に溜まる温かい空気を下に循環させるようにして使用します。
一般的に、高気密高断熱の家でサーキュレーターを使用する必要はありませんが、調節が上手くできない場合には、使用してみましょう。

□まとめ

今回では、エアコンの効果を上げるための使い方やサーキュレーター、すだれなど一緒に使うものについてご紹介しました。
エアコンを上手に使うことで、高気密高断熱の家でとても快適に過ごせます。
当社では、お客様のご要望に沿ったご提案をしております。
是非お気軽にお問い合わせください。

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『一日一生』 栗本 和真 拝

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